SSブログ

イヴの卵 [本など]

その他カテゴリーが増えてしまったので、「本など」カテゴリーを新設。備忘録みたいなものね、以前は読んだ本忘れたりなんかしなかったんだけどねぇ。

カテゴリー新設記念です、しばらく前に図書館で借りました。

イヴの卵―卵子と精子と前成説

イヴの卵―卵子と精子と前成説

  • 作者: クララ ピント‐コレイア
  • 出版社/メーカー: 白揚社
  • 発売日: 2003/04
  • メディア: 単行本

人はどこから来るのか?

 今でこそ、精子・卵子の存在から受精~出産に至るプロセスは解明されていますが、それはつい最近のこと。本書では17~18世紀に一世を風靡した前成説についての研究書です。
 前成説とは、ヒトの卵の中にヒトそのもの(小人さん状態で)が存在するという考え方。簡単に言えば、母親の中にあなたが、おばあちゃんの中に母親が、ひいばあちゃんの中におばあちゃんがいて、最後はイヴかアダムにまでさかのぼる、ということ。
 われわれ現代人からすると荒唐無稽な感じを受ける考え方ですが、当時はまだ顕微鏡が発明された頃で、科学的な観察と宗教的な道徳がせめぎ合っていた時代、わけのわからない卵子や精子から人が発生すると考えるよりはず~っと理にかなっていたのかもしれないですね。
 その後、前成説は当然のことながら後成説に取って代わられます。でも、DNAによってヒトの要素が定義づけられ、親から子に遺伝で情報が伝達されているなら、あながち間違いとは言い切れないかも。

 本書では生物の発生についての様々な説が紹介されています、ほとんどが今となっては間違いなものなのですが、読んでいくと、「これって間違ってるの?」「実際はどうだっけ?」と疑問に思うこと間違いなし。

今気づいたけど、この本の表紙って「フーコーの振り子」と同じだ!


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

レクサスオマルに乗った少年 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。